FHJロゴ

家庭クラブ連盟 Future Homemakers of Japan の紹介

全国高等学校家庭クラブ連盟(全国連盟)は、高校生全員が学ぶ「家庭科」の学習内容であるホームプロジェクトと学校家庭クラブ活動を推進するための全国組織です。
全国連盟は「高等学校における学校家庭クラブ活動を推進し、クラブ員(生徒)のホームプロジェクトや学校家庭クラブ活動への研究意欲と資質の向上を図る」ことを目的として、昭和28年(1953年)に結成され令和3年に設立70周年を迎えました。現在は主な活動内容として、全国研究発表大会、全国指導者養成講座、機関誌「FHJ」の編集、コンクール、アメリカへの留学生派遣などを実施しています。

本連盟の呼称であるFHJとは、Future Homemakers of Japanの略で学校家庭クラブ活動の原点であるアメリカの家庭クラブ(FHA:Future Homemakers of America※)にちなんで命名されたものです。
※アメリカのFHAは1999年にFCCLA(Family, Career and Community Leaders of America)と改称しています。

 

学校家庭クラブ活動で育つ力

生活を科学的に探究する方法や課題解決能力を高め、これからの社会を生き抜く実践力と想像力を育てます
活動を通して培われたコミュニケーション能力は、人と人とのつながりを深め、思いやりの心をそだてます
体験や実践を通して育まれた人間力は、これからの未来を担うリーダーとして社会に貢献していきます

学校家庭クラブ活動の4つの基本精神

「創造」新しいものを創造し飛躍しようとする意欲をもつこと
「勤労」主体的に活動し実践すること
「愛情」優しくあたたかい気持ちをもってものごとにあたること
「奉仕」他者への思いやりの心をもって接すること

学校家庭クラブ活動は、この4つの精神を活動の柱として「研究活動」「ボランティア活動」「交流活動」を行っています。そのためシンボルマークは、マークの中心に学校家庭クラブ活動を表すFHJをロゴとして意匠し、周りを囲む四つ葉のクローバーは、「創造・勤労・愛情・奉仕」を表しています。ロゴマークの赤は愛情を、四つ葉の緑は自然と環境を表しています。 “人と人とのふれあいを大切に、自然と共に生きる”活動への思いが込められています。このシンボルマークは2002年に設立50周年を記念して制定されました。

会員

会員 都道府県家庭クラブ連盟に所属するクラブ員(生徒)、顧問教諭、成人会長(校長)等
加盟学校数 1,300校 会員数約21万名

組織

組織図

沿革

  • 昭和23年 家庭科の学習にホームプロジェクト・メソッドを取り入れるため、全国に4校の実験校を設置
  • 昭和24年 ホームプロジェクト・学校家庭クラブ活動を取り入れた指導法が普及し、全国に研究指定校設置
  • 昭和25年 新潟・大阪・神奈川・三重・岐阜・京都の6府県が高等学校家庭クラブ連盟(以下県連盟)を結成
  • 昭和28年 全国高等学校家庭クラブ連盟(以下全国連盟)結成大会
    第1回全国研究発表大会開催
    全国事務局を東京都立竹台高校内に置く 機関紙「高校家庭クラブ」創刊
  • 昭和29年 全国連盟規約施行
  • 昭和34年 家庭クラブ会館竣工 家庭クラブ会館を財団法人家庭クラブへ寄付
    全国連盟事務局を家庭クラブ会館へ移転
  • 昭和35年 第1回全国指導者養成講座開催
  • 昭和61年 新家庭クラブ会館落成
  • 平成4年 全国連盟規約全面改正 40周年記念誌「40年のあゆみ」発行
  • 平成5年 家庭クラブの歌「明日へ」選定
  • 平成10年 全国連盟と財団法人家庭クラブが業務提携
  • 平成14年 全国大会(北海道大会)にて50周年記念式典挙行 「50周年記念誌」発行
    シンボルマークの改定 クラブ員奨励賞の設置
  • 平成24年 法人改革により財団法人家庭クラブが一般財団法人家庭クラブに移行
    全国大会(奈良大会)にて60周年記念大会実施 60周年記念誌「60年のあゆみ」発行
  • 平成28年 機関誌「FHJ」年5回発行
  • 令和2年 新型コロナウイルス感染症の流行により全国大会(富山大会)並びに指導者養成講座書面開催
    スカラシップ留学生派遣中止
  • 令和3年 家庭クラブ会館にWi-Fi設置
    全国大会(徳島大会)並びに指導者養成講座WEB開催
  • 令和4年 全国大会(山形大会)にて70周年記念大会実施 70周年誌「70年於あゆみ」発行